The Massive Sorcerian Pre-Release Roundtable

 さて、今回この本と同時に発売される、日本ファルコムのソーサリアン。いま日本中のゲームファンの注目を集めているここ立川にて、期待のソーサリアン開発スタッフがそれぞれの思いを込めたこの作品を熱く語ってくれた。熱談は2時間を超え、それでも話は尽きる事がない。紙面の許す限り、それをここに紹介しよう。

 では、忙しい中わざわざこの座談会に参加してくださった、ソーサリアン開発チームの面々を紹介したい。

 まず、メインプログラマーの木屋さん。今回は開発時の苦労話など、かなりフランクに話してくれた。次にシナリオ担当の五十嵐さん。ソーサリアンのシナリオの多くは彼の手による。そして、富さん。自称プログラムオブザーバー。木屋さんの心の支えである。グラフィックデザインの山根さんは、座談会を思いっきり盛り上げてくださった。都築さんは、モンスターのデザイン等の担当。コミック版ザナドゥの著者でもある。最後に佐藤さんはチームのドットインパクト(叩かれ役)だとか。しかし、グラフィックになくてはならない存在だ。

 かくて総々たるメンバーを揃え、前代未聞の「ソフト発売と同時に開発秘話の発表」となるのだ。(文中敬称略)


制作者が語る「ソーサリアンとは‥‥」

まず、ザナドゥ、シナリオⅡときたゲーマーが、(木屋さんの場合ロマンシア、ドラスレⅣなどが続きますが)、その後のものとして期待しているのがソーサリアンですけど、ソーサリアンとザナドゥシリーズなどの違いなどはどうなっているんですか。

木屋最初にドラゴンスレイヤーを作りましたよね。そのころは「何かRPGを作りたい」とかいう感じで、わけもわからないものを作っていたわけです。それを完成させた形として、まとめあげたのがザナドゥだったわけですよね。それで、あの形式はそこでおしまい。わたしはもう作りませんよと。そこで何か他のものがないかなっていうところで、ロマンシアができたわけです。これも、わけのわからないものになったんですけど。それをまとめあげたのが今回のソーサリアンなわけです。だから、ザナドゥの流れは、シナリオⅡで、もうきっちり終わっています。あれを引きずっているところは、たぶんないと思います。

ーーまあ、中にはシナリオⅡの規模を大きくしただけだといういうように、誤解したイメージを持つ人も多いようですけれど‥‥。

木屋本質的に違いますね。ザナドゥなんかを考えてたときは、ストーリー性というのをまったく無視していたんですよね。ようするに、我々がそのときやりたかったのは、「モンスターを殺しまくって‥」というやつで、そういうのがやりたかったからザナドゥを作ったわけです。それが、ザナドゥが出た後、ストーリーがきちんとしたのがいっぱい出てきて。で、それを見ていてやっぱり、「お話」がちゃんと成り立っていないと面白くないな、と。だから、どっちかっていうと(ソーサリアンは)「お話」の方に重点が置いてありますね。まあ、アドベンチャーゲームと違いますから、完璧にストーリー重視でストーリーを楽しむ、というところまではいってないですけどね。


ドラゴンスレイヤーはどうするんだ?

最初に、ソーサリアンの企画がスタートしたのは、いつごろからですか。やっぱり、シナリオⅡ発売直後なんですか。

木屋いつごろだっけ?

五十嵐かなり昔のような‥‥。

都築マップを作り始めたのがドラスレファミリーが終わってからだから。

木屋都築さんの練習マップがあったのが4月くらい?

都築うん、それくらい。

木屋夏じゃない?

都築7月の中か終わり‥‥。

ーーじゃあ、はたで考えているよりは、短い制作期間のようですね。巨大なゲームにしては。

木屋まあ、これだけ人間が集まればね。

実際に、プログラムで(画面が)動くようになったのはいつぐらい?

木屋最初っから動いてるよね。

一同うん、うん。

木屋毎回そうです。ドラファミ(ドラスレⅣ)のときもそうだったし、ザナ(ザナドゥ)のときもそうだった。

山根僕がザナで入ったときは、すでに動いていたし、ロマンシアのときも卑怯なことに「グラフィックは動いてから作れ」とか言い出して。(笑)

ーーその時点では、年末発売というところで、見えていない部分もありましたよね‥‥。

木屋いえ、最初っから、年末発売の予定でしたよ。

ーーじゃ、絶対に大丈夫という自信があった?

木屋絶対大丈夫っていうか‥‥。まあ、こんなにシンドイとは思わなかった。(笑)

山根確か、所期の予定では10月末までにはあがるとかいうんで「これはスゴイよ!」とか言ってみんなで感動してたんだけど、案の定あがらなかった。(笑)

ーー今回は、(制作が)遅れ気味だったでしょ。

木屋(思い出したように)あっそうだよ。最初は、9月末に一応試作を完成させて、11月3日に発売しようと言ってた。

山根そういうたわごと言ってましたね。

五十嵐僕は「1日1本シナリオ書け!」って言われて。

都築あの頃はシナリオ25本とか言ってたんだ。

木屋夏休み明けに予定表書かせて。

山根僕は、都築さんと2人でギャーギャー騒ぎながら。でも、あのモンスターのノルマ、ちょっと怒ったけど終わったんだよね。

都築でも、ほとんど‥‥使われなかった。(笑)

木屋そう、五十嵐も1日シナリオ1本とかで、ディスク7枚組の恐ろしい計画だった。(笑)

ーーシナリオは、結局数十本作ったんですか?

木屋うーん、こっちが「1日1本作れよ」と言ったのに、五十嵐が実際には一本1週間ぐらいかかって。これじゃ、とても間に合わない‥‥。(笑)

五十嵐‥‥。

最初っから、オムニバス形式のシナリオだった?

木屋それはそうだったんですよ。

佐藤関連性を持たせるとかいう話が‥‥。

山根そう、前はすごかった。クラウン(王冠)が、毎レベルに1個ずつあって。それを集めてレベル5のキングドラゴンを倒しに行くという。

富あれ、それ今もやるんじゃないの?

山根そんなもん、跡形もない!(笑)

木屋ドラゴンスレイヤーもない!(笑)

ーーえ、じゃあ、いまのところドラゴンスレイヤーⅤというのは正しくないと‥‥。

木屋そうですねぇ。ドラゴンスレイヤーはどうすんだ?クラウンなんか、とっくの昔になくなったし、こりゃ、今週中に考えないとね。(笑)キングドラゴンなどどうカタをつけるか、それは市販バージョンを手にする人達のお楽しみということで。


できたもん勝ちの進行

ソーサリアンという題名は、最初から決まっていたんですか?

木屋最初っから。作り始める前から決まってましたよ。

山根都築さんなんか絵を描いて壁に貼ってあったじゃないですか。(笑)

都築そう。

ソーサリアンというのは、魔法をイメージさせますがこれも魔法をメインにしようという意図なんですか。

木屋 いや別に、魔法が好きだから。

ーー魔法がメインというのは、じゃあ最初から。

木屋魔法は最初に作ったんだよね。あのドッカン、ドッカンってやつ。シナリオなんて、最初は何にもなかったもん。あの都築さんの練習マップがあっただけ。それも横スクロールするだけで‥‥。

山根面を切り替えるとハマるっていう。(笑)

木屋そう、敵キャラが‥‥。

都築ヒドラ?

木屋じゃなくて、ハーピーとかあのへんのやつが、ゾロゾロ、ゾロゾロまとめて出て来て、ボスキャラはヒドラしかいなくて。

練習マップというのは、何を練習するんですか。

木屋マップ作りの練習‥‥。

都築マップ作りというんですかね、あれは?

ーー今回マップは誰が。

木屋それは、シナリオ担当のお二人が‥‥。でも、都築さんがマップだけ先に作ってきたっていうのもあるしね。

都築それは、木屋さんがマップ先行で行くって言ったから‥‥。

木屋なんでもいいから先に作っとけ、とか言って。

山根できたもん勝ちって感じで。(笑)

都築結局、作ったものが(後で)ボツになったりね。

木屋ご迷惑ばっかり、おかけしました。(笑)

特徴的なのに、歳をとっていくというのがありますがその辺はどうしてですか。

木屋最初、シナリオが無限増殖するというのが出たときに、キャラクターがずっと生きているとマズいと思って。それで、歳をとらせて死んでしまえと。

ーーあと、職業も多いですけど。

木屋あれは、だんだん後から増えていったんだよね。

山根最初は10個くらいしかなかった。盗賊とか。


プログラマーの憂鬱

今回、途中から富さんが参加したわけですが、プログラム上の役割分担とかそういうのは?

木屋(富さんを指して)いや、メインプログラマーですよ。(笑)

富いえ、パレットをたくさんさわっただけ。パレットのペテン師と呼ばれて。

木屋パレットの魔術師じゃなかったんですか。

富締切まぎわには、ペテン師になる。(笑)

いままで、木屋さんが一人でやっていたときと違って助かったこととか?

木屋いや、助かりますよ。相談できるし。

富え、(自分は)プログラムしてませんよ。

木屋いままで、他の連中プログラムまったく解らないでしょ。プログラム解らないから、無茶苦茶言うんですよね。「かんべんしてくれよ」っていうときに、解ってくれる人が一人でもいると助かる。「それはかわいそうだ」と言ってくれると。(笑)

佐藤でも、結構富さんも無茶苦茶言ってましたよ。

富解ったうえで言ってる。(笑)

山根逆に(木屋さんが)「これ出来ないよ、絶対無理だよ!」って言ってるときに、横から「あれはできる」って言うこともあるし‥‥。(笑)

富さんから見て、木屋さんの仕事とかはどうでした?

富専門的になってしまうんですけど、クロック数えながらプログラムしてしまう人は初めて見ました。これは人間じゃねえと。(笑)

と、富さんはていねいにも仕組みを簡単に説明してくれる

ーーそれは、ファルコムゲームの秘密の一端に触れたような感じですか。

富ええ。

ーーなんで、そういうことができるんですか、できるならできるなんて言わないで。

木屋なんで出来ないの、なんて。(笑)まあ、これが仕事ですから。

あと、手順とか、富さん自身と違って特徴的なものはありましたか。

富ゲームやっている人にはあんまりいないんですけど、これをやりたいからプログラム組むっていう、パーツを集めてパズルのように組んでく‥‥。

普通はストーリーがあって、ゲーム化しますからね。でも、今回は物語性を重視ということですから、木屋さんがその辺でシステムと物語との接点みたいのを見つけたんですか?

木屋いや、僕がやるのは、システムを作るだけです。もとのプログラムを作るのが僕で、シナリオなんかは、担当がシステムを動かして完全にやってます。シナリオ用のプログラムを作ってるんじゃなくて‥‥。

富シナリオを動かすためのプログラム。

木屋そう。それを作った。そのシステムの文法を作って、シナリオの人がシナリオを打ち込んでいく。だから、シナリオはかなり制約が多いよね。

ーーシナリオ上の制約というと、例えば‥‥。

五十嵐例えば剣を振りますよね。そのときに、何か変化が欲しい。それを(木屋さんに)言ったところ、「ウッ」という顔をされまして‥‥。(笑)何かマズイこと言ったかなと、そういう場合もあります。

魔法なんかで、できあがって持ってこられたときに、ダメを出すような場合なんてありましたか。

木屋まあ、根本的におかしいのはね。岩を木に変えるとか、そんなのは駄目だよねぇ。

佐藤モンスターがこけるとか。(笑)

木屋シナリオの都合でボツになったのもあるし‥‥。

山根そう、フライなんかね。せっかく、橋をかけて行って欲しいところに、フワッと飛んで行っちゃったら、せっかくこちらが苦労して用意したものが全部パーになる。


盗賊たちとクイーンマリーの戦い

シナリオでお奨めは。

山根「天界」が面白いんじゃないですか?個人的に好きですね。

ーー「天界」というと。

山根「天の神々たち」。五十嵐さんの。

五十嵐ストーリーは都築さんにもらって、やりました。

佐藤都築さんといえば、「呪われたクイーンマリー号」でしょ。(笑)

一同そうそう。

ーー呪われたクイーンマリー号というのは、どういうところが?

佐藤マスト。(笑)

富揺れる船です。

木屋あれは船酔しますもんね。

ーーあとは?

富「捕らわれの魔法使い」は?

木屋あれ、終わったときに怒りにうち震えなかった?あの親父絶対殺してやるって!(笑)

ーー「盗賊達の塔」は?

山根あれは僕がシナリオを担当したけど、ちょっとひんしゅくかってる。(笑)

富「盗賊達の塔」に、名セリフがある。「へらず口はそれまでだぁ!」とか言って床が抜ける。

一同(爆笑)

山根やっぱ、富さん俺にケンカ売ってる。(笑)ホントは五十嵐にやらせるつもりで、押し付けて笑っているつもりだったんですよ。でも、富さんがやってくれるっていうから始めたんです。でも、富さんは「盗賊達の塔」やる前に、「船」の面を始めるわけですよ。「船はおもしろーい」とか言いながら。それで、130とか言ってエディットしてるわけです。そこへ、僕がフラグとか全部紙に書いて、富さんのところに持って行くと、「えー、やだなぁ」なんて言ってそのまま。(笑)

木屋相当根に持ってるな、コイツ。

山根そう、ヒドイんですよ。木屋さんからお呼びがかかるでしょ。すると富さんはそっち行って、僕は(富さんを待って)ぽーっとしている。今度は向こうで都築さんが悲鳴を上げる。すると「船の面でバグが出たの?」なんて向こうに行っちゃう。僕はまたポーッとしてるんですよ。

富ひどいナ。これ、本になるんだろ。(笑)

山根この辺で歴史に残しとかなきゃ。なんてね。(笑)


蛾のりん粉を見てくれ

プログラムで苦労した部分なんかありますか。

木屋苦労したの?みんなに苦労させられたよなぁ。

佐藤でも「できない」と言いつつやってましたから。できるもんだと‥‥。

木屋なんだよ、じゃあ、おまえら俺が「できない」って言ってるのにできると思って(無理を)言ってたのかよ。

佐藤いや、そんな‥‥。

富でも「うひょー、これできないよ」と言うとだいたいできる。言い方によってね、「これできないよ」と、うひょーがないとホントに出来ない。(笑)

佐藤フラグが立ってる。(笑)

木屋呪われたオアシスの竜が飛び出して来るやつ。苦労して作ったのに、お手玉してるとか言われて。あと、デカキャラで気に入ってるのが、あの蛾。蛾は気に入ってないけど、あのりん粉。蛾のはばたきによって、りん粉が舞い上がる。

富蛾が粉の所を飛ぶと、りん粉がふわぁっと舞い上がるらしいんです。でも、ここで言っておかないと、誰も気づかない。(笑)

木屋風の伝達速度まで計算してある。だれも気がつかないだろうなぁ。(苦笑)

ーーぼうっとしてゲームをやっている人にはわからない。

木屋そんなのばっかりだもんな。めっちゃくちゃ苦労してやっても。

富いや、ふつうは蛾を見つけたら危ないと、いうんで蛾を叩きに行きますよね。りん粉見てたりしたら死ぬ。(笑)

ーー木屋さんといえば、その手の苦労が多いですよね。誰も気がつかないという。以前のゲームでいうと、「ロマンシア」のアゾルバの青空とか。

木屋そう。

富アゾルバの青空?

都築ほら、開発が知らない!

山根アゾルバの王様が正気に戻ったときに、一定の時間内に外に出ると、青空が広がっているという。

富知らなかった。(笑)


これに気をつけよう

ゲームを始める人に何かヒントのようなものがあれば教えていただきたいんですが。

木屋まず、バイタリティが低いキャラクターばっかりだと、あとで困る。バイタリティが十分に高いキャラクターをパーティーの中に入れておく。これは絶対条件ですね。これがないために、みんなひどい目をみているという。それから、インテリジェンスとストレングスを足した値が、ゼロ以下になるキャラクター。こういったキャラクターを作らない。

ーー男女は、あまり関係ないですか?

木屋女の子の方がかわいくていいでしょう。(笑)

都築歳とったらヒサンですよ。

ーーじゃあ、女性キャラは若いうちに使えと?

木屋まあ、ようす見にやるんだったら、ジジババ軍団の方がお金持ってていいでしょう。でも、実際プレイするとき、なさけないもんね。(笑)

ーー2世、3世の方が得だというのは?

山根それは言えますね。少なくとも1回は世代交代しといた方がいい。

ーー魔法なんかはどうですか。

木屋別にないね。魔法はいらないでしょ?

五十嵐魔法ばっかり使っていると、ストレングスが下がって、×××‥‥。(おっと)

木屋シナリオが魔法作らなければ、解けないようなシナリオじゃないから。魔法はあれだけでパズルゲームみたいなもんだと、考えてもらえればいいですね。

ーー長老が、魔法の作り方を教えてくれますよね。あそこで、ひっかけがあるとか。

木屋ウソは言ってませんけどね。ウチのデバッグしている連中も、じいさんの言葉に惑わされて、これを作ろうと行ってハマッている。あれに惑わされるとだめだよね。魔法はいらないって言ったけどあれば便利だからね。

ーーザナドゥなんかでは、ショップは武器の販売なんかに重点を置いていたわけですが今回はやはり、長老とか魔法使いとか、魔法に重点を置いていましたね。

佐藤でも、そういえば、僧侶はあんまり使っている人はいなかった。

木屋そうだね。あれ、作った方がいいのにね。あれはもったいない。

山根寺院行って祈り捧げるんだけど、面倒臭いからやんないんだろうね。×××‥‥。(おおっと)

今回も、ドラゴンを倒すのが、最終目的なんですか?

木屋いえ、ソーサリアンのシステムそれだけでは、そのなかでキャラクターを鍛えて生活させて行くというだけで、シナリオディスクがあればそこで冒険に出られるわけです。シナリオはシナリオでひとつの物語として楽しんでもらおう。そういった形態ですので、最終目的というのが入りにくいわけです。そこにドラゴンを入れるのは、単にソフトハウスのわがまま。(笑)


これが僕たちのおすすめです

さて、気になるのが移植の予定ですが。

木屋すぐ98版を出します。その後はVAじゃないですか。あとは、まだ考えていません。ザナのときは移植のことを考えてやってましたけど、今はそれをやっていると、モノができなくなっちゃいますからね。

五十嵐また、いろいろユーザーから、さいそくの手紙が来ますよ。

木屋まあね、考えてはいるんだけど‥‥。(苦笑)

最後にお一人ずつ、プレイされる方々に何か。アピールなどがありましたら。

佐藤「暗き沼の魔法使い」に出るレッドドラゴン見て欲しいですね(笑)。苦労しました。(笑)

木屋ホントは?

佐藤「メデューサの首」の半魚人ですね。

五十嵐シナリオの中に「ロマンシア」っていうのがありますから。今度はすぐ解けるようにしましたので。

木屋ロマンシアのキャラがほとんど出ます。やった人がプレイすると‥‥。

五十嵐笑える。(笑)

木屋さんは、全体としてはもちろんでしょうが、個人的に好きなところとか‥‥。

木屋個人的には「天の神々」の操作性ですね。岩山があるんですよ。それを、横のキーを押すだけでザッと登って行くんですよ。これを見て欲しいですね。

都築あそこには、とんでもないモンスターも出てくる。

木屋それもそうですけど、いちいちキーを動かして岩山を登っていたらどうなるか。それを考えてやって欲しいですねぇ。苦労してるんだ。

山根僕はプレイヤーキャラクターのファイターの(忍者走りというヤジを抑えて)足の動きですね。

木屋そうかな、俺はスリットねえちゃん(ウィザードの若い女)の方が‥‥。(笑)

山根それも含めて、とにかくキャラクターの足ですね。

ーー富さんはどんなところが?

富木屋さんのために言っておきますが、全画面スクロールを見て欲しいです。画面全体でスクロールする。普通は石像なんかで切れ目があるんですけれど、これはない。

木屋(全画面スクロールは)他のパソコン(ゲーム)じゃ、まず無いですよ。

都築僕は、モンスターの個性的な動きを見て欲しいですね。

木屋中身で勝負しますからね。


 座談会は、終始木屋さんのリードのまま、楽しく進行しました。ポロリと中身が出てもあまり慌てず、ソーサリアンには相当自信があるように思いました。時に過激に、時におかしく進んだ内容を、すべて紹介しきれませんでしたが、木屋さん始め彼らが精魂込めて創ったゲームなのだから、読者の皆さんが実際にソーサリアンをプレイすれば雰囲気を感じとれるはずです。

 最後に忙しいなか快く長い時間を割いていただいた、出席者のみなさんに感謝します。(7663マシーン)

(なおこの座談会は市販バージョン完成直前におこなわれたということを付記しておきます)